ホゴ(カサゴ)
■分 類
カサゴ目フサカサゴ科カサゴ属
■由 来
大きなヒレが張り出して、トゲの付いた大きな頭が、まるで笠をかぶっているようなことから名付けられた「笠子」からきたものと、ゴツゴツした頭や模様がデキモノの跡のように見えることから名付けられた「瘡魚(カサゴ)」からきたものの2つあると言われています。
■特 徴
頭、眼、口、ヒレが大きく、頭から背にかけては鋭いトゲがあり、ゴツゴツした強面をしています。すみかによって体色を変えるため暗褐色から赤褐色まで変化に富んでいます。
日本全国に分布しており、そのためか地方での呼び名も様々です。愛媛県では「ホゴ」という愛称で親しまれていますが、同じ四国でも高知県では「ガシラ」と呼ばれています。食べる部分が少ないため、「磯のカサゴは口ばかり」(口先ばかりで実行の伴わないこと)と言われたりもしますが、身が引きしまってあっさりとしており、1月~4月に最も脂が乗って美味しいと言われています。
■仲 間
アヤメカサゴなど
■目利きのポイント
体の斑紋が鮮明で皮に光沢があること。体全体に張りがあること。エラが鮮血色をしていること。大きく口を開けているのは鮮度落ちとは関係ありません。
■効 能
心臓病予防、動脈硬化の予防、高血圧の予防、視力低下の予防など
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