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タチウオ


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■分 類
   スズキ目タチウオ科タチウオ属
■由 来
   刀をイメージさせる姿からタチウオ(太刀魚)と名付けられたと言われています。タチウオの由来を感じさせるこんな江戸の小咄があります。「ある夜のこと、家の主人が物音に気付いて目を覚ますと、銀色に輝く抜き身を携えた人影が見えるではありませんか。「金を出せ!」その声に主人は震え上がりました。するとその時、何と飼い猫が握られた刀に飛びついたのです。主人は思わず目を閉じました。そして目を開けると、すでに強盗はいません。ネコはと見ると、うずくまって刀をうまそうに食べているではありませんか!側に寄ってよくよく見ると、刀と見えたのは実は太刀魚(タチウオ)だった。」というお話。
 また、頭を上にして立ち泳ぎする姿から来ているとも言われています。
■特 徴
   口が大きく、下あごが突き出ていて、歯はまるで鋭いカミソリのようになっています。体の表面はメタリックな銀色覆われており、こするとすぐに落ちてしまいます。これはグアニンと呼ばれるもので、人工真珠や銀箔紙、化粧品の原料として使用されています。胸ビレ、腹ビレ、尻ビレがなく、背ビレだけが頭の後ろから尾まで続いています。年中獲れますが、秋から初冬が旬と言われています。
■仲 間
   タチウオ、テンジクタチなど
■目利きのポイント
  体の表面の銀色に光沢があって、身に張りがあり、厚みのあるもの。
■効 能
  疲労回復、味覚障害の予防、骨粗ショウ症の予防など
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